織り機への質問にお答え致します。

当方の織機は可能な限りシンプルに織り製作が行えるよう設計されておりますが、それでもやはり初めて織り機に触れる方にとってはわからない事がたくさんあると思います。当織り機をご覧になってわからない事、またご購入頂いて使用時の疑問等が御座いましたら、この項目からお問い合わせください。可能な限りお答えしてまいりたいと思います。ネットの利便性を用いて写真や動画等での御説明もできればと思っておりますが、ご質問内容によりましてはご返答にお時間のかかる場合が御座います。いずれにせよご返答可能日も含めメールにてご返答いたします。また汎用性のあるご質問に際しましては、当サイトで質問回答ともに掲載してまいりたいと思います。どうぞご利用ください。

ご質問はこちらからお願いします。
質問受付メールアドレス ewx@green.email.ne.jp

打ち込み・織巾 

増野織機465型 織幅65cm 折り畳み式

 織り機の基本的な仕様やオプションはメインサイトに掲載しております。こちらのサイトではさらに詳細に説明させて頂きます。

安定した織り

 織りの作業は繰り返しの作業が多い。緯糸(よこいと)を通しては打ち込む、通しては打ち込む。この打ち込みが安定していないと、製品が歪みや捻じれを起こし、満足のいくものが織り上がりません。465型は安定した筬の動きと、幅の広いストロークで快適な織りを楽しめます。筬の打ち込み幅は最大で約32センチです。



1 2 3


筬の動きです。


65センチ幅しっかり織れます

 
 織機選びの基準として、価格や付属品の豊富さもあるでしょうが、どれだけの幅が織れるのか(織機の最大織幅)は後で買い足したり変更はできません。必要以上に大きくある必要はないでしょうが、やはりストールや洋服生地などを織る場合、ある程度の幅を必要とします。当465型は織幅65センチ。服地製作にも十分な幅を持ち、様々な作品製作への可能性を広げます。

整経 

整経の手順

織機に糸を掛ける最初の作業である整経。経糸を同じ長さに必要本数揃える工程です。ここではメインサイトの使用方法の案内では掲載しきれなかった写真も含め、もう少し詳細に説明してみます。(各写真をクリックするとfotolifeが開き拡大されます。左上のnextボタンを押すと連続写真としてご覧頂けます。)




1
整経台を本体に取り付けて、写真の位置に糸をおきます。







2
糸通しに糸を通します。










3
必要な糸の長さを計算し、取り始めの位置を決めます。糸に輪を作り取り始めの位置にか掛けます。


4
糸を次に掛ける棒に向かって引きます。


5
糸を均等な力で摘み、引き過ぎずかつ弛ませないよう引いていきます。








6
綾を取る棒に写真のように交差させます。








7
折り返しは2本の棒を同時にまたぎます。








8
綾を取る棒を×の字になるようにまたぎます。







9
来た糸に沿って戻ります。









10
引き始めの棒に来ました後は必要な本数繰り返します。









写真をクリックしfotolifeを開きnextを押すと、手の動きの連続写真がご覧頂けます。








こちらは手の動き(糸の繰りかた)の動画です。

11
必要本数がそろいましたら、取り始めの棒で糸を止めます。綾が崩れないように、交差した場所を写真のように結びます。






12
 
13
経糸取りは完了です。

経糸延長機

経糸延長機を設置した場合、綜絖枠より後ろの経糸を長く保ち(16?→50?)開口時に経糸に強いテンションがかかるのを防ぎます。特に綜絖枚数が多い場合に後部の張りが狭くなりますので有効です。(注意:経糸延長機を設置した状態では折り畳むことができません。ねじ止め式ですので製作終了後に取り外して頂ければ、本体を折り畳めます。)